大学トピックス

陸上競技部所属 大島健吾選手 (法学部4年)
東京2020パラリンピックで銅メダルを獲得!

愛知県瀬戸市出身。生まれつき左足首から先が欠損。高校時代はラグビー部に所属し日常生活用の義足でプレー。高校2年次、パラアスリート発掘イベントで競技用義足を体験したことがきっかけで、大学入学後に陸上競技を始める。2020年9月の日本パラ陸上選手権大会花形種目の男子100メートル(T64クラス:片側下腿義足)で並み居る強豪を抑え優勝し注目を集めると、その後の大会でアジア新記録を樹立。

2021年4月のジャパンパラ陸上競技大会で11秒37のアジア記録を更新して優勝。7月上旬に東京2020パラリンピック陸上競技日本代表に決定。大島選手は「本当に多くの人に応援やサポートをしていただいて今があるので、記録で1つの恩返しができたらなと思います。パラリンピックという大きな舞台でベストの走りができるようによりいっそう気を引き締めて練習に努めます」と意気込みを語った。

東京2020パラリンピックでは、第2走者として出場した混合4×1 0 0 mユニバーサルリレーで銅メダルを獲得。男子200m(T64クラス)では決勝に進出し自己ベストをマーク。

【2020年】
第31回日本パラ陸上競技選手権大会100m(T64)優勝 11秒93
第25回関東パラ陸上競技選手権大会100m(T64)優勝 11秒60(大会新記録)
【2021年】
第32回日本パラ陸上競技選手権大会100m(T64)優勝 11秒70(大会新記録)
第119回日本体育大学陸上競技会100m(T64)優勝 11秒46(アジア新記録)
2021ジャパンパラ陸上競技大会100m(T64)優勝 11秒37(アジア記録更新)
東京2020パラリンピック100m(T64)予選1組5位 11秒41
東京2020パラリンピック混合4×100mユニバーサルリレー 3位(銅メダル)
東京2020パラリンピック200m(T64)決勝8位 23秒62(自己ベスト)
※2021年8月 東海学生陸上競技夏季大会 男子100mに出場し、11秒19で自己ベストを更新

東京2020パラリンピック報告会

大島健吾選手(法学部4年)の
「東京2020パラリンピック報告会」を開催しました

2021年10月14日(木)、陸上競技部大島健吾選手( 法学部4年)の「東京2020パラリンピック報告会」をクラインホールにて開催しました。

大島選手は、東京2 0 2 0パラリンピック男子100m(T64クラス)、男子200m(T64クラス)、混合4×100mユニバーサルリレーの3種目に出場しました。ユニバーサルリレーでは、第2走者として出場し、見事、銅メダルを獲得しました。また、男子200m(T64クラス)では決勝に進出し、自己ベストの23秒62をマークするなど初めての大舞台で存分に力を発揮しました。

報告会は、学生自治会副委員長の安口結衣さん(法学部3年)による司会進行のもと進められ、小川博司同窓会会長からは、「パラリンピックでのメダル獲得は同窓生にとって誇りです。3年後のパリ大会では、さらなる目標の達成ができることを願っています。」と激励のお言葉を
頂きました。続けて、今大会の栄誉を称え、赤楚治之学長、小川同窓会長からそれぞれ、表彰状、目録が贈呈さ
れました。

学生自治会委員長の市村彩華さん(法学部3年)によるインタビューでは、今大会での成果や指導する松田克彦陸上競技部部長(スポーツ健康学部准教授)の大島選手の第一印象、日頃のやり取りなどが語られ、会場から笑顔がこぼれる場面もありました。

最後に大島選手による挨拶が行われ、「応援ありがとうございました。これからもっともっと成長してパリ大会ではさらに上を目指してがんばります!」と感謝と抱負が述べられました。