名古屋中学校・高等学校トピックス

名古屋中学校・高等学校は
今年、創立134年を迎えます。

名古屋中学校・高等学校は、今年創立134年を迎えます。「神を敬い、神から与えられた自己の能力を最大限に伸ばし、その能力を社会のために惜しみなく用いる。」この聖書の教えを『敬神愛人』と考え、男子6年一貫教育の建学の精神としています。また本校の今年度主題聖句は、「鉄は鉄をもって研磨する。人はその友によって研磨される。」
―箴言27章17節―です。生徒たちには、日常の学校生活で神を敬う姿勢を大切にし、何事にも謙虚に向き合い、自己中心に陥ることなく、隣人を愛する心や姿勢を養ってほしいと願っています。

昨年度は、世界中で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るいました。また、政府による緊急事態宣言発出に伴い、本校も2ヵ月の休校期間を余儀なくされ、各種コンクール・大会も軒並み中止となってしまいました。そのような中でも、本校においては文武ともに目覚ましい活躍が見られました。高等学校では、日々の取り組みの成果が、進学実績において着実に現れ、国公立大学には合計190名が合格しました。そのうち東京大学に1名、京都大学に3名、名古屋大学に18名をはじめ、旧帝国大学に32名が合格。私立大学では、早慶上理に71名、MARCHに93名、関関同立には172名が合格しました。また近年、医歯薬獣医系への進学者も増えており、医学部医学科に27名、歯学部20名、薬学部38名、獣医学部8名と医歯薬獣医で合計89名が合格しました。

課外活動においても、運動部・文化部ともに素晴らしい結果を残してくれました。高校・運動部では、硬式テニス部が全国選抜テニス大会出場、全日本選抜室内テニス選手権大会で個人戦シングルス優勝、陸上競技部が全国高等学校陸上競技大会2020で110mハードルにおいて第3位に入賞しました。水泳部・競泳部門でも、第43回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会男子400m自由形競技で第5位に入賞を果たしました。また、サッカー部は私学祭体育大会準優勝、高円宮杯JFAU18サッカーリーグ2020愛知県サッカーリーグ1部リーグ優勝を収め、ラグビー部は第100回全国高等学校ラグビーフットボール大会第2地区愛知県大会で準優勝を果たしました。自転車競技部、スキー競技でも全国大会に出場しました。一方、文化部では、文学部が第23回俳句甲子園全国大会で
個人優秀賞、人文・社会科学研究部がボランティア専門部活動発表会において、減災部門で優秀賞を収めました。中学校では、硬式テニス部が新人テニス大会団体戦で愛知県準優勝を果たしました。

これらの活動を通じて、真に人々から求められる社会の主導者たる紳士を育成し、人類の幸福と社会の発展に寄与することが、名古屋中学校・高等学校の使命であると確信しています。

創立134年の歴史と伝統ある名古屋中学校・高等学校のさらなる発展のため、今後もいっそうの努力を続けてまいります。